防火樹(読み)ボウカジュ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「防火樹」の意味・読み・例文・類語

ぼうか‐じゅバウクヮ‥【防火樹】

  1. 〘 名詞 〙 防火のために家屋の周囲に植えた樹木多く珊瑚樹譲葉(ゆずりは)銀杏(いちょう)など火災に強いものを用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「防火樹」の意味・わかりやすい解説

防火樹
ぼうかじゅ

防火のために林縁や家のまわりに設ける樹帯のこと。常緑広葉樹樹冠火を起しにくいので適しており,樹種は山桃,さんご樹などがあげられる。山林の防火樹帯は尾根などに設置されることが多く,一般造林より育成がむずかしいので,天然生林を切り残す方法なども用いられる。家のまわりの防火樹には,ゆずりは,いちょう,八つ手なども利用される。植栽には抵抗性の強い樹種をできるだけ密植する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む