阿部浩(読み)アベ ヒロシ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「阿部浩」の解説

阿部 浩
アベ ヒロシ


肩書
衆院議員,貴院議員,東京府知事

生年月日
嘉永5年1月3日(1852年)

出生地
陸奥国盛岡(岩手県)

学歴
慶応義塾

経歴
南部藩士の長男として生まれる。藩校の作人館で原敬(のち首相)と机を並べ、終生の友となる。明治15年工部省権少書記、18年鉄道事務官などを経て、26年内務省社寺局長に転じる。以後、群馬千葉富山新潟各知事を歴任。この間、25年衆院議員に当選、2期務めた。39年貴院議員に勅選。41年〜大正1年、8〜10年東京府知事を務めた。

没年月日
大正11年10月7日

家族
長男=阿部 金剛(洋画家)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「阿部浩」の解説

阿部 浩
アベ ヒロシ

明治・大正期の官僚,実業家 衆院議員;貴院議員;東京府知事。



生年
嘉永5年1月3日(1852年)

没年
大正11(1922)年10月7日

出生地
陸奥国盛岡(岩手県)

学歴〔年〕
慶応義塾

経歴
南部藩士の長男として生まれる。藩校の作人館で原敬(のち首相)と机を並べ、終生の友となる。明治15年工部省権少書記、18年鉄道事務官などを経て、26年内務省社寺局長に転じる。以後、群馬、千葉、富山、新潟各知事を歴任。この間、25年衆院議員に当選、2期務めた。39年貴院議員に勅選。41年〜大正1年、8〜10年東京府知事を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

朝日日本歴史人物事典 「阿部浩」の解説

阿部浩

没年:大正11.10.7(1922)
生年:嘉永5.1(1852)
明治大正期の官僚,実業家。南部藩(岩手県)藩士阿部雄平の子。内務官僚として社寺局長,群馬・千葉・富山・新潟・東京各府県知事を歴任したほか,衆院議員,貴族院議員(勅選)を務めた。同郷の原敬に郵便報知新聞社入社を周旋し,のち原の後援で東京府知事のポストを得た。<参考文献>山本亀城(実彦)『政界寧馨児

(長井純市)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部浩」の解説

阿部浩 あべ-ひろし

1852-1922 明治-大正時代の官僚,政治家
嘉永(かえい)5年1月生まれ。阿部金剛(こんごう)の父。もと陸奥(むつ)盛岡藩士。内務省にはいり,群馬,千葉,富山,新潟の各県知事を歴任。明治25年衆議院議員(当選2回),39年貴族院議員,41年東京府知事。大正11年10月7日死去。71歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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