院源 いんげん
951-1028 平安時代中期の僧。
天暦(てんりゃく)5年生まれ。比叡(ひえい)山で良源,覚慶に師事。朝廷貴族におもんじられ,一条上皇,三条上皇,藤原道長らの出家の戒師をつとめる。寛仁(かんにん)4年天台座主。治安3年僧正・法務。弁舌にすぐれ,源満仲はその説法をきいて出家したという。晩年は西塔西方院に隠棲(いんせい)した。万寿5年5月16日死去。78歳。俗姓は平(たいら)。通称は西方院僧正。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
Sponserd by 