平安宮内裏五舎(飛香,凝花,襲芳,昭陽,淑景舎)の一つ。その名は,漢の武帝が未央宮に設けた後宮八区の一つの昭陽殿によるものであろう。南庭中に梨を植えたので,梨壺(なしつぼ)とも称する。内裏の北東部で,淑景(しげい)舎の南,麗景殿の東に位置する。昭陽舎・昭陽北舎の2棟の東西棟が南・北に並び,周囲を築垣で囲む。昭陽舎は,桁行5間,梁行2間の身舎の4面に廂(ひさし)を付けた建物で,北舎は昭陽舎と同規模という説もあるが,《大内裏図考証》は5間・2間の身舎の東・西面に廂を付けた建物に復元する。皇太子や内親王の居所として用いた。951年(天暦5)撰和歌所を置き,清原元輔,大中臣能宣,源順,紀時文,坂上望城らに命じて《後撰和歌集》の編纂と《万葉集》の訓釈に当たらせたことは有名で,この5人を〈梨壺の五人〉と称する。この951年の史料は梨壺の存在を確認できる早い例である。
執筆者:今泉 隆雄
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