デジタル大辞泉
「隠れ無い」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
かくれ‐な・い【隠無】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]かくれな・し 〘 形容詞ク活用 〙 - ① 人にはっきりわかるさまである。残らず知られるさまである。
- [初出の実例]「ほととぎすかくれなき音(ね)を聞かせてはかけはなれぬる身とやなるらん」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)
- 「世の中のことのかくれなくあらはるべき也」(出典:大鏡(12C前)一)
- ② 広く世間に知れわたっている。有名である。
- [初出の実例]「しのぶとも、世にある事、かくれなくて〈略〉よからぬわらはべの口すさびになるべきなめり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
- 「そのかくれなかりし西行法師と申せし人」(出典:仮名草子・恨の介(1609‐17頃)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 