隣境(読み)トナリザカイ

デジタル大辞泉 「隣境」の意味・読み・例文・類語

となり‐ざかい〔‐ざかひ〕【隣境/隣界】

隣家との境界
此処は―の藪際にて」〈一葉暁月夜

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精選版 日本国語大辞典 「隣境」の意味・読み・例文・類語

りん‐きょう‥キャウ【隣境】

  1. 〘 名詞 〙 となりとの境。また、その国・地方りんけい
    1. [初出の実例]「隣境(リンキャウ)〈高良本ルビ〉遠境数国を掠領して」(出典平家物語(13C前)七)
    2. [その他の文献]〔北史‐清河王勘伝〕

となり‐ざかい‥ざかひ【隣境】

  1. 〘 名詞 〙 隣との境界。
    1. [初出の実例]「にがにがし少のふしをいひ立て となりさかひをしきる竹垣〈徳元〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)一五)

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普及版 字通 「隣境」の読み・字形・画数・意味

【隣境】りんきよう(きやう)

隣接の地。〔呂覧、知化〕夫(そ)れと越とは、土を接しし、壤(つち)はり(路)屬(つら)なる。俗同じく、言語ず。我(われ)其の地を得ば、能く之れに處(を)り、其の民を得ば、能く之れをふ。越の我に於けるも、亦た然り。~越のに於ける、譬(たと)へば心腹の疾の(ごと)し。

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