雀鮨(読み)スズメズシ

デジタル大辞泉 「雀鮨」の意味・読み・例文・類語

すずめ‐ずし【××鮨】

小鯛こだい背開きにして、腹に鮨飯を詰めた鮨。もと江鮒えぶなを用いた。大阪和歌山名物。形が雀のようにふくれているのでいう。 夏》たでの葉を此君と申せ―/蕪村

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精選版 日本国語大辞典 「雀鮨」の意味・読み・例文・類語

すずめ‐ずし【雀鮨・雀鮓】

  1. 〘 名詞 〙 イナ、小ダイ、フナなどをすずめ開きにし、その中に鮨飯を詰めた鮨。その形が雀に似ているところからいう。江戸時代大坂の名物とされたが、現在ではむしろ和歌山の名物となっている。大坂の鮨屋「すし万」が紀州家お出入であった関係から伝えられたという。《 季語・夏 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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日本の郷土料理がわかる辞典 「雀鮨」の解説

すずめずし【雀鮨】

和歌山の郷土料理で姿ずしの一種小鯛を開いて酢で締め、これをすし飯にのせてにぎる。◇形がすずめのようにふくらんでいることから。

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