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離層 りそう abscission layer

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

離層
りそう
abscission layer

葉,花,果実などが茎から脱離するときに,それらの基部と茎との境界面に生じる特別の細胞層。離層の細胞はふくらんで溶けたような状態になって離れる。そのあとにはコルク組織が発達して茎の内部を保護するようになる。

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デジタル大辞泉の解説

り‐そう【離層】

葉が落ちる前に葉柄に生じる特殊な細胞層。数層の細胞膜がゼラチン状に膨らんで互いに離れるか、中央の層が粘液化して離れる。落果・落花の際にも柄にみられる。

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百科事典マイペディアの解説

離層【りそう】

葉,枝,花,果実が古くなって脱落するとき,あらかじめその基部にできる細胞層。細胞壁が膨潤してゼラチン状となったり,細胞壁中葉が粘液化して細胞は互いに分離する。脱落後はコルク層が発達。
→関連項目紅葉

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大辞林 第三版の解説

りそう【離層】

落葉する前に、葉柄の基部にできる特殊な細胞層。柔細胞からなるもろい組織で、葉はこの部分から離脱する。果実や花の落ちる際にもできる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

離層
りそう

葉、花弁、果実などが植物体から離脱する場合、離脱する器官と残る部分との境界面にある壊れやすい層状の組織においては、細胞どうしの分離または細胞自体の崩壊がおこる。この組織を離層という。離層に接する基部側、すなわち器官の離脱ののちには植物体の表面となるべき位置には、スベリンなどを含む厚い壁をもつ細胞からなる保護層が形成されて、離脱によってできた傷口から水が失われたり有害微生物が侵入したりするのを防いでいる。離層ができる位置は、もともと機械組織が少なく、維管束も器官の周辺ではなく中央に寄っているなど、構造的に弱くなっていることが多いが、さらに、この位置の細胞が一斉に増大して壊れやすくなったり、分裂して新しい細胞壁が分離面となったりするような離層形成が、多くの種類で知られている。[福田泰二]

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世界大百科事典内の離層の言及

【落葉】より

…典型的な落葉現象は,葉の寿命によって定まっており,一定の生理的周期に達すると,葉の養分が茎のほうへ流れ去ってしまい,葉緑体が分解して緑色を失う。これと同時に,葉柄の基部などに離層abscission layerがつくられる。離層をつくる細胞群は基本組織系のもので,分化の程度は種によって一定していないが,植物ホルモンの量によって左右されるといわれる。…

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