難波利三(読み)ナンバトシゾウ

デジタル大辞泉 「難波利三」の意味・読み・例文・類語

なんば‐としぞう〔‐としザウ〕【難波利三】

[1936~ ]小説家島根の生まれ。大阪の庶民生活を題材にした大衆小説直木賞候補の常連となり、6度目の「てんのじ村」で受賞。他に「地虫」「雑魚ざこむ路地」「イルティッシュ号の来た日」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「難波利三」の解説

難波利三 なんば-としぞう

1936- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和11年9月25日生まれ。業界紙記者,学習塾経営をへて文筆業にはいる。昭和47年「地虫」でオール読物新人賞。大阪の庶民生活をえがきつづけ,59年「てんのじ村」で直木賞をうけた。島根県出身。関西外語短大中退。作品はほかに「俺の出番や」「草暖簾」など。

難波利三 なにわ-りぞう

?-? 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方
一中節。流祖都太夫一中とともに京坂の歌舞伎芝居評判をえる。正徳(しょうとく)5年(1715)一中,三中とともに江戸にいき,市村座で三味線方をつとめ人気をあつめた。初名は都里三。

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