電気ショック療法(読み)でんきショックりょうほう

百科事典マイペディアの解説

電気ショック療法【でんきショックりょうほう】

電撃療法とも。精神病治療法の一つ。左右の前額部に電極を密着させ80〜120ボルト,100〜200ミリアンペアの電流を数秒流すと,意識消失・全身痙攣(けいれん)が起こり,その後睡眠に移行する。つまり,癲癇(てんかん)大発作にみられるような全身痙攣を人工的に起こさせるもので,治療機構については未詳統合失調症精神分裂病),鬱(うつ)病などに適用されたが,現在精神病治療の主流は向精神薬療法で,電気ショック療法はほとんど用いられない。

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大辞林 第三版の解説

でんきショックりょうほう【電気ショック療法】

一部の精神病に対する治療法の一。両側の前額部に電極を置き通電して癲癇てんかん様の痙攣けいれん発作を繰り返し起こさせ、前頭葉の機能を弱め興奮を除く方法。最近では、薬物療法の発達により用いられなくなってきている。

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世界大百科事典内の電気ショック療法の言及

【ショック療法】より

…これはカルジアゾールを静脈内に注入して,痙攣(けいれん)発作を起こさせるものであった。やがて電気ショック療法がより有効であるとされるに至った。しかし,精神病の向精神薬療法が精神病治療に普及するに及び,適応範囲がきわめて狭められてきている。…

※「電気ショック療法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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