静岡茶(読み)しずおかちゃ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「静岡茶」の解説

静岡茶[茶類]
しずおかちゃ

東海地方静岡県の地域ブランド。
静岡県産の緑茶。静岡県での茶栽培は、鎌倉時代臨済宗の僧・聖一国師が中国から種子を持ち帰り、出生地に近い場所に播いたのが始まりという。江戸時代末期から明治時代初期にかけては、大規模な牧之原開拓、横浜開港による輸出の開始などを理由に生産が拡大産地を形成した。2007(平成19)年7月、特許庁地域団体商標に登録された。現在も国内の茶生産量のおよそ半分が、静岡でつくられる。商標登録番号は第5062720号。地域団体商標の権利者は、静岡県経済農業協同組合連合会・静岡県茶商工業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

飲み物がわかる辞典 「静岡茶」の解説

しずおかちゃ【静岡茶】


静岡県に産する緑茶。茶園面積、生産量ともに国内第一位。県中南部の牧之原台地とその周辺が最大産地となっている。煎茶牧ノ原で考案された深蒸し煎茶の主産地であるほか岡部町玉露の産地として知られる。◇鎌倉時代の僧、聖一国師(しょういちこくし)が宋から茶を持ち帰り、出生地近くの足久保で栽培したと伝えられる。

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「静岡茶」の解説

静岡茶

静岡県産の日本茶総称。地域団体商標。同県の緑茶生産量は日本有数。京都宇治茶と並ぶ著名ブランド。静岡県内産茶葉を100パーセント使用したものだけが「静岡茶」の表示を赦され、静岡県内産茶葉を50パーセント以上、100マーセント未満使用して静岡県で最終加工を行った茶は「静岡茶ブレンド」と表示される。

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