静電気を原因とするエネルギー。電荷と電荷の間にはクーロンの法則に従う電気力が働く。それゆえ、この電荷に物体を結び付ければ、電気力によって物を動かし仕事をすることができる。このように、電荷が集まった状態は外部に仕事をしうる状態にあり、エネルギーをもった状態である。このエネルギーを静電エネルギーという。容量Cのコンデンサーに電圧Vを与えて帯電させた場合、コンデンサーが蓄えている静電エネルギーは
W=(1/2)CV2=(1/2)QV(ジュール)
で与えられる。静電エネルギーは、電気量とその電位から求められるが、電界(電場)そのものを用いて表すこともできる。電界E、電束密度Dがある空間は、単位体積(1立方メートル)当り
U=(1/2)ED(ジュール/m3)
で与えられる静電エネルギーを蓄えていると考える。
[山口重雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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