デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「須田官蔵」の解説 須田官蔵(2代) すだ-かんぞう 1796-1837* 江戸時代後期の開拓者。寛政8年生まれ。初代須田官蔵の子。父の跡をつぎ,常陸(ひたち)(茨城県)鹿島郡太田新田の開拓事業を継続。農閑期に地引き網漁をおこなって肥料を確保し,開拓の基礎を確立。開拓地は田畑約100haの須田新田村(波崎町須田)となる。天保(てんぽう)7年12月2日死去。41歳。本名は佐蔵。 須田官蔵(初代) すだ-かんぞう 1755-1826 江戸時代中期-後期の商人,開拓者。宝暦5年生まれ。江戸で名古屋藩の織物御用をつとめる。常陸(ひたち)(茨城県)鹿島郡太田新田の未墾地(のちの須田新田)の開墾をひきうけ,文政3年入植者をつのり開拓に着手,業なかばの文政9年5月15日死去。72歳。前名は針谷官蔵。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by