須賀敦子(読み)スガアツコ

デジタル大辞泉 「須賀敦子」の意味・読み・例文・類語

すが‐あつこ【須賀敦子】

[1929~1998]随筆家・翻訳家・イタリア文学者。兵庫の生まれ。イタリアに移住し、谷崎潤一郎川端康成などの小説をイタリア語訳。帰国後はイタリア文学者として活躍し、タブッキやムナーリらの作品日本語に翻訳した。随筆集「ミラノ 霧の風景」で女流文学賞受賞

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20世紀日本人名事典 「須賀敦子」の解説

須賀 敦子
スガ アツコ

昭和・平成期のイタリア文学者,作家 上智大学比較文化学部教授。



生年
昭和4(1929)年2月1日

没年
平成10(1998)年3月20日

出生地
兵庫県

出身地
大阪府大阪市

学歴〔年〕
聖心女子大学文学部外国語外国文学科イタリア文学専攻卒

学位〔年〕
Ph.D.

主な受賞名〔年〕
マルコ・ポーロ賞(第12回)〔平成1年〕「マンゾーニ家の人々」,ピコ・デラ・ミランドラ賞(平1年度)「マンゾーニ家の人々」,女流文学賞(第30回)〔平成3年〕「ミラノ 霧の風景」,講談社エッセイ賞(第7回)〔平成3年〕「ミラノ 霧の風景」,地中海学会賞〔平成6年〕

経歴
昭和28年イタリアに渡り、パリで2年間学んだのち、33年再びイタリア留学。コルシア・ディ・セルヴィ書店のリーダー、ダヴィデ・マリア・トゥロルドの知遇を得てコルシアグループに加わり、同グループのベッピーノと結婚。42年死別し、46年帰国。のち上智大学助教授を経て、教授。朝日新聞書評委員も務めた。著書に「トリエステ坂道」「ユルスナールの靴」、エッセイに「ミラノ 霧の風景」「コルシア書店の仲間たち」「ヴェネツィアの宿」「地図のない道」、訳書にナタリア・ギンズブルグ「ある家族の会話」「マンゾーニ家の人々」「モンテ・フェルモの丘の家」、アントニオ・タブッキ「インド夜想曲」他。没後の平成12年「須賀敦子全集」(全8巻 河出書房新社)が刊行される。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「須賀敦子」の解説

須賀敦子 すが-あつこ

1929-1998 昭和後期-平成時代のイタリア文学者,随筆家。
昭和4年2月1日生まれ。フランス,イタリアに留学し,イタリア人と結婚。昭和46年夫の死去で帰国。上智大教授となり,13年間のイタリア生活を回想した「ミラノ 霧の風景」で平成3年女流文学賞,講談社エッセイ賞。平成10年3月20日死去。69歳。兵庫県出身。聖心女子大卒。訳書にタブッキ「インド夜想曲」など。

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367日誕生日大事典 「須賀敦子」の解説

須賀 敦子 (すが あつこ)

生年月日:1929年2月1日
昭和時代;平成時代のイタリア文学者;随筆家
1998年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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