風洞(読み)フウドウ(その他表記)wind tunnel

翻訳|wind tunnel

関連語 風穴 名詞

精選版 日本国語大辞典 「風洞」の意味・読み・例文・類語

ふう‐どう【風洞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふうけつ(風穴)
  3. 人工的に気流を作り、その物理的性質物体に及ぼす力を測定するトンネル型の研究装置。航空力学の研究や鉄道車両・自動車の空気抵抗の測定などに用いる。〔現代日本技術史概説(1956)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「風洞」の意味・わかりやすい解説

風洞
ふうどう
wind tunnel

空気の一様な流れを人工的につくる装置。航空機,自動車,船舶,建造物などに作用する気流の影響を測定したり,気流の性質そのものを研究することを目的とする。プロペラ式の送風機によって風を起こす低速風洞,真空タンクに空気を吸い込んだり,高圧タンクからの圧縮空気を使い,音速に近い風速をつくる高速風洞など各種のものがある。気流の影響を測定したり実験するときは,この中に模型を置いて行なう。実物による飛行試験よりも安い費用で安全に行なうことができるが,相似ではあっても寸法が異なるために十分な検討や補正が必要になる。マッハ数2~3の超音速流をつくる超音速風洞やマッハ数7以上の極超音速風洞も実現している。

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