食らい付く(読み)クライツク

デジタル大辞泉 「食らい付く」の意味・読み・例文・類語

くらい‐つ・く〔くらひ‐〕【食らい付く】

[動カ五(四)]
くいつく。かみつく。「魚がえさに―・く」
しがみつく。しっかり取り付く。「相手の腰に―・いて離れない」「金もうけの話に―・く」
[類語]食いつく噛みつく齧りつくかぶりつくくわえこむ噛む噛み砕く噛み締める噛み切る食い切る食いちぎる噛みこなす咀嚼反芻

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「食らい付く」の意味・読み・例文・類語

くらい‐つ・くくらひ‥【食付】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. くいつく(食付)
    1. [初出の実例]「まづ上にくらいついたあぶをこそうたうずれ」(出典:漢書列伝景徐抄(1477‐1515)陳勝項籍第一)
  3. くいつく(食付)
    1. [初出の実例]「あのきゃんな所へ殿がくらい付」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)義五)
  4. くいつく(食付)
    1. [初出の実例]「今朝から言続(いひつづけ)にして君を怨むでゐるから、漫然(うっかり)飛込まうものなら啖(クラ)ひつかれる、用心をして行き給へ」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

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