飯岡館跡(読み)いいおかやかたあと

日本歴史地名大系 「飯岡館跡」の解説

飯岡館跡
いいおかやかたあと

[現在地名]神林村飯岡 山ノ館

桃川ももがわ山間から流れるひやつ川を境に、北東側に天王山てんのうやま諏訪山すわやま、南西側にやまたて熊野山くまのやまが並ぶ。飯岡館跡は標高二五メートルの字山ノ館にある。遺構は長さ二八メートル・高さ二五メートルで、幅四・五メートルの空堀が囲繞し、さらに四―五メートル上に館が空堀を隔てて二つに分れている。この遺構を東から西へ百川が流れて自然の堀を形づくる。遺構の下方には上屋敷かみやしき・下屋敷・馬場下ばばした奉行松ぶぎようまつみささぎの地名が残る。


飯岡館跡
いいおかたてあと

[現在地名]秋田市飯島字飯岡

飯島の北部に突出する標高三〇メートル余の飯岡山は、二つの丘陵に分れ、中間部に空堀らしい谷間があり、丘陵頂部に平坦な土地がある。「柞山峯之嵐」の「処々故城」に「飯岡 佐々孫左衛門景連」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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