飯香岡八幡宮(読み)いいかおかはちまんぐう

精選版 日本国語大辞典 「飯香岡八幡宮」の意味・読み・例文・類語

いいかおか‐はちまんぐういひかをか‥【飯香岡八幡宮】

  1. 千葉県市原市八幡にある神社。旧県社。祭神誉田別尊(ほむたわけのみこと)ほか九柱。大和時代創立といわれ、上総国国府惣社八幡宮として歴代武門の信仰が厚かった。市原八幡宮。

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日本歴史地名大系 「飯香岡八幡宮」の解説

飯香岡八幡宮
いいがおかはちまんぐう

[現在地名]市原市八幡

市原八幡宮・八幡大神宮・国府惣社こくふそうじや八幡宮などと称された。祭神は誉田別尊・息長帯姫尊・玉依姫尊で、ほかに七神を合祀。旧県社。創建年代は明らかでないが、産土神の六所御影ろくしよみかげ神社(現奥宮)前身とするとされ、社人が日本武尊に夕飯を出したところ飯のよい香りがしたという所伝がある。上総国府近くに鎮座する国府八幡宮で、のちには惣社を兼ねて国府惣社八幡宮と称したという。保元三年(一一五八)一二月三日の官宣旨(石清水文書)に山城石清水いわしみず八幡宮領としてみえる市原別宮は当社と思われる。治承四年(一一八〇)源頼朝は社殿造営(「市東庄八幡郷御宮略縁起」上総国神社志料)、神領として一五〇町を寄進、文治五年(一一八九)には甲冑一領・太刀一振を奉納したと伝える(「飯香岡八幡宮由緒本記」飯香岡八幡宮蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「飯香岡八幡宮」の解説

飯香岡八幡宮

千葉県市原市にある神社。室町時代中期に建てられた本殿は国の重要文化財に指定されている。

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