海中から浮上した際の急激な気圧の変化による「潜水病」を防ぐ特殊な潜水技術。他の手法よりも深い場所で長時間の作業が可能になる。気圧を調整できる部屋に入り、潜る深さに応じた水圧に体を慣らした後、専用カプセルに乗って海中へ移動。作業後は再び部屋に入り、地上の気圧に体を適応させる。海上自衛隊は2008年、約450メートルの深海での作業に成功した。
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…閉鎖回路式は呼気を外部に放出せず,すべてを再生して使い酸素を補給するだけであるから小型ですむが,酸素分圧の監視・調節機構の信頼性が高くないと危険を伴うため,一般には実用化されていない。
[飽和潜水]
深度と潜水時間の延長にともなって,必要となる減圧時間が大幅に増大し,作業の非能率性が問題となった。これを改善するために飽和潜水方式が開発され,大きく進歩した。…
※「飽和潜水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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