香川輝(読み)カガワ テル

20世紀日本人名事典 「香川輝」の解説

香川 輝
カガワ テル

明治・大正期の官僚 岡山県知事



生年
文久2年1月(1862年)

没年
大正12(1923)年3月28日

出生地
周防国(山口県)

学歴〔年〕
東京大学予備門

経歴
長州藩士の二男。東京大学予備門を卒業ののち内務省に入り、内務書記官や内務省参事官・警保局主事などを務める。明治33年には鳥取県知事に任ぜられ、以後佐賀県や福井県、朝鮮・慶尚南道の知事・長官を歴任した。大正8年には岡山県知事に就任し、当時の総理大臣原敬が率いる政友会の党勢拡大に尽力。これにより、同年の県会議員選挙と9年の衆議院選挙では政友会が躍進し、同県で初めて政友会系の県会議長が誕生した。また、第一次世界大戦後の不況を打破するために岡山県内の産業基本調査を実施し、現状把握と再建計画の確立に努めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「香川輝」の解説

香川輝 かがわ-てる

1862-1923 明治-大正時代の官僚。
文久2年1月生まれ。東京大学予備門にまなぶ。内務省にはいり,高知県などの参事官をつとめる。明治33年鳥取県知事となり,以後,佐賀,福井,岡山の県知事を歴任。大正12年3月28日死去。62歳。周防(すおう)(山口県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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