デジタル大辞泉 「香頭」の意味・読み・例文・類語 こう‐とう〔カウ‐〕【香頭/×鴨頭】 吸い物に入れるユズの皮などの薬味。こうと。[補説]「鴨頭」は「鴨アフ」を「カフ」と誤読した当て字。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「香頭」の意味・読み・例文・類語 こう‐とうカウ‥【香頭・鴨頭・鶴頭】 〘 名詞 〙 ( 「鴨頭」は、「鴨(アフ)」を「カフ」と誤読した当て字 ) 橘(柑子蜜柑(こうじみかん))の葉。また、吸物(すいもの)に入れる柚子(ゆず)の皮や料理に添える種々の薬味。吸口(すいくち)。こうと。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「塩梅、頭を混合して気味をよくととのふる」(出典:名語記(1275)六) こう‐とカウ‥【香頭・鴨頭】 〘 名詞 〙 「こうとう(香頭)」の変化した語。[初出の実例]「宮方の鴨頭(カウト)になりし湯川(ゆのかは)都に入て何の香もせず」(出典:太平記(14C後)三五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例