駅亭(読み)エキテイ

精選版 日本国語大辞典 「駅亭」の意味・読み・例文・類語

えき‐てい【駅亭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. えきか(駅家)
    1. [初出の実例]「寒早駅亭人。数日忘飡口」(出典菅家文草(900頃)三・寒早十首)
    2. 「午前に某(それ)の駅亭に達し」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上)
  3. 宿場の宿屋
    1. [初出の実例]「海道の駅亭(エキテイ)(〈注〉トマリヤド)旅店までも賑ふ比(ころ)」(出典:読本英草紙(1749)四)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐秦州雑詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「駅亭」の読み・字形・画数・意味

【駅亭】えきてい

宿場。唐・白居易〔藍橋駅に元九()を見る〕詩 驛亭に到るに、先づ馬を下り 牆(かき)に循(したが)ひを遶りて、君が詩を覓(もと)む

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