精選版 日本国語大辞典 「駒ケ岳」の意味・読み・例文・類語
こま‐が‐たけ【駒ケ岳】
- 各地にある山の名。山の形が駒に似ていたり、あるいは、春から初夏にかけての残雪模様が駒の形に見えたりするところから呼ばれるものも多く、農作業進行の目標にしたり、由来を説明する伝説を伴ったりする場合がある。
- [ 一 ] 北海道渡島(おしま)半島の東岸にある円錐火山。大沼国定公園の一部。標高一一三一メートル。渡島富士。渡島駒ケ岳。
- [ 二 ] 秋田・岩手の県境にある火山。高山植物に富む。十和田八幡平国立公園の一部。標高一六三七メートル。秋田駒ケ岳。秋田駒。
- [ 三 ] 福島県南西部にある山。山頂はハイマツにおおわれ、付近の尾根には大小の池が散在。標高二一三三メートル。会津駒ケ岳。
- [ 四 ] 新潟県南部にある山。越後三山の一峰。標高二〇〇三メートル。山麓に大湯・栃尾又などの温泉がある。越後駒ケ岳。魚沼駒ケ岳。
- [ 五 ] 山梨・長野の県境にある山。赤石山脈の北部に位置し、古くから信仰の対象とされた。南アルプス国立公園の一部。標高二九六七メートル。甲斐駒ケ岳。甲斐駒。東駒。
- [ 六 ] 長野県南西部にある山。木曾山脈の主峰。伊那盆地をへだてて赤石山脈の駒ケ岳と相対する。標高二九五六メートル。木曾駒ケ岳。木曾駒。西駒。
- [ 七 ] 神奈川県南西部、箱根町のほぼ中央にある山。箱根火山の中央火口丘の一つ。頂上に駒形神社がある。標高一三二七メートル。