新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「高良とみ」の解説
高良 とみ
コウラ トミ
- 肩書
- 元・参院議員(緑風会),タゴール会会長
- 旧名・旧姓
- 旧姓=和田
- 別名
- 筆名=高良 富子
- 生年月日
- 明治29年7月1日
- 出生地
- 富山県
- 学歴
- 日本女子大学英文学科〔大正6年〕卒 ジョンズホプキンズ大学大学院心理学科修了
- 学位
- 哲学博士(コロンビア大)〔大正11年〕
- 経歴
- 婦人運動の先駆者・和田邦子の長女。米国留学の後、九大医学部助手を経て、日本女子大教授、帝国女子医専教授などを歴任。昭和22年民主党から参院全国区に当選、緑風会に移籍して2期つとめる。24年世界平和者会議に出席、以後、国際平和運動に奔走する。27年モスクワ世界経済会議に出席、同年日本人として初めて新生中国を訪問し、第1次日中民間貿易協定を締結した。28年日本婦人団体連合会(婦団連)を結成し、副会長となる。著書に自伝「非戦(アヒンサー)を生きる」、タゴール詩集「ギタンジャリと新月」などがある。平成14年「高良とみの生と著作」(全8巻 ドメス出版)が刊行された。
- 受賞
- 勲二等瑞宝章〔昭和47年〕
- 趣味
- 日本画 果樹草栽培 世界旅行
- 没年月日
- 平成5年1月17日
- 家族
- 母=和田 邦子(婦人運動家) 夫=高良 武久(慈恵医大名誉教授) 長女=高良 真木(洋画家) 二女=高良 留美子(詩人)
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報