高論卓説(読み)こうろんたくせつ

精選版 日本国語大辞典 「高論卓説」の意味・読み・例文・類語

こうろん‐たくせつ カウロン‥【高論卓説】

〘名〙 普通の人では考え及ばないようなすぐれた意見高論名説。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房一一野衲(それがし)先生の門に寓し耳に高論卓説(カウロンタクセツ)を聞て益を得る事尠からねど」

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四字熟語を知る辞典 「高論卓説」の解説

高論卓説

普通の人では考え及ばないようなすぐれた意見。

[使用例] 何故に君はその金玉の論を、その高論卓説を天下公衆に向かって発表せぬのでありますか[森鷗外懇親会|1909]

[使用例] 武見太郎の説によると、高論卓説を書いている新聞記者が、生命危機にあたって一番度胸が無い[阿川弘之米内光政|1978]

[解説] 「高論」はすぐれた議論論説。「卓」はぬきんでるという意味で、「卓説」はすぐれた説をいいます。同じような意味合いの語を重ねて、強調した表現

[類語] こうろんめいせつ

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