コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

高階貴子 たかしなの たかこ

4件 の用語解説(高階貴子の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

高階貴子 たかしなの-たかこ

たかしなの-きし

高階貴子 たかしなの-きし

?-996 平安時代中期の歌人。
高階成忠の娘。円融天皇につかえて,高内侍(こうのないし)と称され,従三位にのぼる。関白藤原道隆と結婚し,伊周(これちか),隆家,定子(ていし)らを生んだ。伊周の通称から,儀同三司(ぎどうさんしの)母とよばれた。歌は「拾遺和歌集」「新古今和歌集」などに6首みえる。長徳2年10月死去。名は「たかこ」ともよむ。
【格言など】忘れじの行末まではかたければ今日を限りの命ともがな(「小倉百人一首」)

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

高階貴子

没年:長徳2.10(996)
生年:生年不詳
平安時代の歌人。高階成忠の娘。高内侍,また藤原伊周の母であることで儀同三司母ともいう。円融天皇の禁中に女房として出仕していたが,漢字漢学の教養が評価され,内侍となる。中関白藤原道隆室となり,一条天皇の皇后定子や内大臣伊周,中納言隆家を生んだことから,父成忠も従二位まで進み,高階氏の繁栄の礎ともなった。和歌は『拾遺集』以下に6首が現存するだけであるが,学才の深い父の影響で,漢詩文に長けていたことが『大鏡』や『栄華物語』にみられる。定子をはじめ中関白家の子女たちも,その影響で若年から漢才の世評が高かった。伊周,隆家の配流中に死去した。

(松田豊子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

たかしなのきし【高階貴子】

平安中期の宮廷に活躍した女性。生没年不詳。従二位高階成忠の女。学者の家に生まれ,円融天皇の後宮に仕えて,〈女なれども真名などいとよく書きければ,内侍になさせ給ひて,高内侍(こうのないし)とぞいひける〉(《栄華物語》)とその才識をうたわれ,のちには従三位に昇った。一方,関白藤原道隆に嫁して,内大臣伊周,中納言隆家および一条天皇の皇后定子の母となり,高階氏の繁栄に道を開いた。《枕草子》にしばしば見える皇后定子の才智も,この母に負うところが多いであろう。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

高階貴子の関連キーワード紀内侍周防内侍大弐内侍宣儀同三司の母卿内侍高内侍高階成順高階信平高階光子

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone