黄表紙。3冊。恋川春町(こいかわはるまち)作,北尾政美(まさよし)画。1789年(寛政1)刊。延喜の御代,菅秀才(かんしゆうさい)が輔佐の臣として武を奨励したが,人々の武勇を競い合う行き過ぎが洛中に騒動を起こしたので,大江匡房(まさふさ)を登用して聖賢の道を講ぜしめる。今度はその教えのなかの喩(たと)えを勘違いして凧上げが流行し,鳳凰も姿をあらわすという筋で,松平定信の新政に取材し,その著《鸚鵡言(おうむのことば)》に見られる喩えを借用する。書名もそれを暗示し,前年刊行された朋誠堂喜三二(ほうせいどうきさんじ)の《文武二道万石通(ぶんぶにどうまんごくどおし)》に呼応する。改革政治における武士への揶揄(やゆ)嘲笑を感ぜしめるものがあり,当局は作者に出頭を命じたが,病と称して間もなく死した。自殺とも伝えられる。
執筆者:水野 稔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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