Kuromikage(stone) ,gabbroid
斑れい岩や閃緑岩の石材名。福島県田村市の黒石山,移ヶ岳の山頂を構成する角閃石斑れい岩が著名。含まれる少量の硫化物の模様から浮金石,牡丹石などとも呼ぶ。全国的に産するが小規模。石英閃緑岩質なものは青御影と呼称。輸入品はブッシュフェルト岩体産ノーライトの細粒・無地・真黒ものが最高級。類似品をインドその他からも輸入。
執筆者:石原 舜三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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…福島県郡山市と田村郡船引町にまたがる黒石山に産する斑レイ岩の石材名。日本の代表的な黒御影であるが,岩盤を切り出すわけではなく,山腹に露出する玉石を割って採石する。したがって大材を得ることができず,第2次世界大戦後しばらくは建築に使われていたが,外国からの石材輸入が盛んになると建築材としての利用は後を絶ち,現在は墓石材がほとんどである。…
…赤御影と呼ばれるその種の花コウ岩は原石の形で大量に輸入され,建築用に利用されている。花コウ岩と同じ深成岩に属する斑レイ岩は,有色鉱物を含み色調暗く,黒御影と呼ばれている。国内では福島県黒石山(浮金石),山口県須佐に産するがいずれも小規模であり,ほとんどが墓石材で建築用はもっぱら輸入材に頼る(〈御影石〉の項目参照)。…
…このため,御影地方に産する本来の御影石を本御影と呼んで区別することがある。御影石ではさらにその色調によって分けた白御影,桜御影,赤御影,黒御影などの呼称が広く行われている。白御影は日本で普通にみられる黒雲母花コウ岩の類,桜御影はその長石が桜色をしているもの,赤御影はカリ長石を多量に含む赤い色調の花コウ岩であるが,黒御影は有色鉱物を含むセン緑岩や斑レイ岩,セン長岩の一部などを指している。…
※「黒御影」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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