黒鶴(読み)クロヅル

デジタル大辞泉 「黒鶴」の意味・読み・例文・類語

くろ‐づる【黒鶴】

ツル科の鳥。小形で、全長約1.1メートル。頭頂が赤く、くびが黒と白で、体は灰色ユーラシアの温・寒帯に分布し、日本では数の少ない冬鳥 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「黒鶴」の意味・読み・例文・類語

くろ‐つる【黒鶴】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くろづる」とも ) ツル科の鳥。全長約一一四センチメートル。体は灰色で、頭とくびは黒い。頭頂に赤斑がある。目の後方からくびの背面にかけて白帯があり、後方からはV字形の白斑に見える。あしは黒く、くちばしは黄色。ユーラシア大陸の北部で繁殖し、冬季南方へ渡る。日本には鹿児島県などにまれに姿をみせる。《 季語・秋‐冬 》
    1. [初出の実例]「ひろ秋くろつるしん上する」(出典:御湯殿上日記‐天文八年(1539)一二月一一日)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黒鶴」の解説

黒鶴 (クロズル)

学名Grus grus
動物。ツル科の渡り鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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