…見物左衛門と名のる男がシテだが他に登場人物はなく,終始シテ一人の独白と仕方で演じる,特異な独り狂言。筋立て・演出には,小書(こがき)ともいうべき《深草祭》と《花見》の二通りがあるが,上演に際しては小書を付ける場合も付けない場合もある。《深草祭》は,5月5日,京都深草にある藤森神社の祭に出かけて流鏑馬(やぶさめ)や相撲などを見物して興じる様子を見せる狂言。…
※「深草祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...