イーストセントルイス(英語表記)East Saint Louis

デジタル大辞泉 「イーストセントルイス」の意味・読み・例文・類語

イースト‐セントルイス(East Saint Louis)

米国イリノイ州南西部の都市ミシシッピ川を挟んでミズーリ州セントルイスと相対し、イーズ橋をはじめ、5本の橋で結ばれる。19世紀より交通要地として発展。かつて製鉄業が盛んだった。高さ200メートル近くまで吹き上がるゲートウエーガイザーとよばれる巨大な噴水や、ミシシッピ川に臨むカジノがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イーストセントルイス」の意味・わかりやすい解説

イーストセントルイス
East Saint Louis

アメリカ合衆国,イリノイ州南西部の都市。ミシシッピ川をへだてて,対岸の大都市セントルイス (ミズーリ州) に相対する。州は異なるが,セントルイス大都市圏に含まれる。 1797年渡し船の発着所が設けられ,河川交通鉄道,道路の発達により,輸送の中心地となった。 73年国立家畜場ができてから,精肉業がおもな産業になった。 1917年白人による黒人無差別襲撃事件が起きた。 20世紀中頃からは,製油化学鉄鋼ガラスなどの工業が発達。人口4万 944 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イーストセントルイス」の意味・わかりやすい解説

イースト・セントルイス
いーすとせんとるいす
East Saint Louis

アメリカ合衆国、イリノイ州南西部、ミシシッピ川東岸の工業都市。人口3万1542(2000)。対岸のミズーリ州セントルイスとは5本の橋で連絡され、輸送、交通の中枢都市であるとともに、肥沃(ひよく)な低地を利用した農業地帯のなか畜産物の市場。鉄鋼、製油、食品加工、化学工業など、多種の製造工場が多い。付近に、アレゲニー高原以西では最古とされるカホーキア郡役所がある。

[作野和世]

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世界大百科事典(旧版)内のイーストセントルイスの言及

【セント・ルイス】より

…人口36万8000(1994),大都市域人口252万(1992)。州東部,ミシシッピ川西岸に位置し,大都市域は対岸のイリノイ州へも延び,イースト・セント・ルイスなどの衛星都市群をもつ。ミズーリ川とミシシッピ川本流の合流点のすぐ下流に位置し,1764年にフランスの毛皮商人が取引所を建設,地名はフランス王ルイ9世にちなむ。…

※「イーストセントルイス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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