セントルイス(英語表記)Saint Louis

翻訳|Saint Louis

デジタル大辞泉 「セントルイス」の意味・読み・例文・類語

セント‐ルイス(Saint Louis)

米国ミズーリ州の都市ミシシッピ川ミズーリ川との合流点近くにあり、水陸交通の要地。自動車・航空機・車両造船食品などの工業が盛ん。人口、行政区35万(2008)。

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精選版 日本国語大辞典 「セントルイス」の意味・読み・例文・類語

セント‐ルイス

  1. ( Saint Louis ) アメリカ合衆国中央部、ミズーリ州東部の都市。ミシシッピ川西岸、ミズーリ川・イリノイ川がミシシッピ川に合流する地点下流にある。一八世紀、毛皮取引所を中心としてフランス人が建設し、以来、河港都市として発達した。穀物畜産物木材集散地で、自動車、航空機、靴、ビールなどの工業もさかん。鉄道ハイウェー航空路、内陸航路が集中する。

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改訂新版 世界大百科事典 「セントルイス」の意味・わかりやすい解説

セント・ルイス
Saint Louis

アメリカ合衆国ミズーリ州の最大都市。人口34万4362(2005),大都市域人口252万(1992)。州東部,ミシシッピ川西岸に位置し,大都市域は対岸イリノイ州へも延び,イースト・セント・ルイスなどの衛星都市群をもつ。ミズーリ川とミシシッピ川本流の合流点のすぐ下流に位置し,1764年にフランスの毛皮商人が取引所を建設,地名はフランス王ルイ9世にちなむ。開拓初期以来,水上交通の要衝として発展,現在もハイウェー,鉄道,航空路の結節点。州東部最大の中心で,西部カンザス・シティと州の商圏を二分する。また,デトロイトに次ぐ自動車工業の中心地で,フォード,GMなどの工場がある。マクダネル・ダグラス航空会社の本社もある。靴,ビール,機械などの工業,農産物の集散などの商業活動も盛んである。西部開拓史関係の資料を集めた博物館Museum of Westward Expansionがあり,西郊にはワシントン大学がある。
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百科事典マイペディア 「セントルイス」の意味・わかりやすい解説

セント・ルイス

米国,ミズーリ州の最大都市。州東端,ミシシッピ本流とミズーリ川の合流点付近に位置,水陸交通の要地で,東部に多くの操車場がある。穀類などの取引の中心で,ビール,皮革,機械,電子部品,化学などの工業が行われる。デトロイトに次ぐ自動車産業の中心地で,フォード・モーターゼネラル・モーターズの工場がある。1764年フランス人が毛皮取引所を設けたことにより始まる。名はフランス王ルイ9世にちなむ。31万9294人(2010)。
→関連項目セントルイスオリンピック(1904年)

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世界大百科事典(旧版)内のセントルイスの言及

【アメリカ合衆国】より

…独立当時は,まだ行政区画もできていないアパラチア山脈以西の,ミシシッピ川までの土地を西部とよんだが,その後ミシシッピ川以西の土地もアメリカ領となり,開拓も西へ進むにつれて,西部もまた西へ移動した。ミシシッピ川中流の町セント・ルイスが西部へ向かうときの出発点となり,この川の西方すべてを西部とよぶ時代が続いたが,今日では西経約104゜の線より西にある11州を西部といっている。このうち,山岳や砂漠の多い内陸部8州が大半を占め,太平洋岸には3州がある。…

※「セントルイス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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