才子佳人(読み)さいしかじん

精選版 日本国語大辞典 「才子佳人」の意味・読み・例文・類語

さいし‐かじん【才子佳人】

〘名〙 才知のすぐれた男とおくゆかしい美女。
柿山伏(1888)〈山田美妙〉二「才子佳人(サイシカジン)主人公政治薬味が一寸加はり」

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デジタル大辞泉 「才子佳人」の意味・読み・例文・類語

さいし‐かじん【才子佳人】

才知のすぐれた男性と、美しい女性。

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四字熟語を知る辞典 「才子佳人」の解説

才子佳人

才知のすぐれた男性と美しい女性。

[使用例] 何しろ萩寺といえば、その頃はまだ仁王門も藁葺き屋根で、『ぬれて行く人もをかしや雨の萩』という芭蕉翁の名高い句碑が萩の中に残っている、いかにも風雅な所でしたから、実際才子佳人の奇遇にはあつらえ向きの舞台だったのに違いありません[芥川龍之介開化の良人|1919]

[使用例] あるいは広いフランスのことだから、どこかの森か川のほとりで今も月を賞している風雅な才子佳人もあるかも知れぬが、このモンマルトル盛り場のかぎり、空を向いているものは見えない[阿部知二*ヨーロッパ紀行|1951]

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