デジタル大辞泉
「昨日」の意味・読み・例文・類語
きそ【昨=日/昨=夜】
《「きぞ」か。「そ」の清濁不明》昨夜。ゆうべ。また、昨日。
「ぬばたまの―は帰しつ今夜さへわれを帰すな道の長手を」〈万・七八一〉
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きのう きのふ【昨日】
〘名〙
① 今日より一日前の日。さくじつ。きぞ。
※
万葉(8C後)一七・四〇一一「
葦鴨の すだく
入江に
一昨日(をとつひ)も 伎能敷
(キノフ)もありつ」
② きわめて
近くに思われる過去。回想して昨日のことのように近くに、また、
印象鮮やかに思われる過去。
※古今(905‐914)秋上・一七二「昨日こそさなへとりしかいつのまにいなばそよぎて秋風のふく〈よみ人しらず〉」
さく‐じつ【昨日】
〘名〙 今日の前の日。きのう。
現代では改まった言い方に用いる。
※万葉(8C後)一七・三九七三・
題詞「昨日述
二短懐
一、今日汙
二耳目
一」
※
浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)一「一両弐歩に。昨日
(サクジツ)売候事。まぎれはなけれども、折ふしわるし」
きん‐にょう【昨日】
〘名〙 「きのう(昨日)」の変化した語。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻二〇「
きんにゃうは
御世話と子分礼にくる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「昨日」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報