津打門三郎(初代)(読み)つうち もんざぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「津打門三郎(初代)」の解説

津打門三郎(初代) つうち-もんざぶろう

1703-1753 江戸時代中期の歌舞伎役者
元禄(げんろく)16年生まれ。2代津打治兵衛の養子初代大谷広次の門人。江戸から京坂にうつり,しだいに地位をたかめ,のち江戸にもどる。宝暦元年津山友蔵とあらため,立役(たちやく)の大立者となる。宝暦3年9月2日死去。51歳。初名は大谷六蔵。俳名は松香,瑞馬。

津打門三郎(2代) つうち-もんざぶろう

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者,歌舞伎作者。
初代の門人。宝暦4年(1754)江戸中村座で2代を襲名。6年京都で2代津山友蔵をつぐが,10年門三郎にもどす。のち中村座,森田座で合作者をつとめた。前名は津打門十郎。作者名は豊見里大,浜路荻生,浜路的生(2代)。

津打門三郎(3代) つうち-もんざぶろう

?-? 江戸時代後期の歌舞伎役者。
6代市川団十郎の門人。寛政ころより江戸の舞台にたつ。文化13年(1816)河原崎座で3代を襲名。立役(たちやく),のち半道敵。前名は市川団七。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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