十種雲形(読み)じっしゅうんけい

百科事典マイペディア 「十種雲形」の意味・わかりやすい解説

十種雲形【じっしゅうんけい】

国際的に定められた雲形分類うち最も基本的な〈類〉としてあげられている10種。国際名,国際記号が定められている。雲の形を幕状と団塊状に大別し,次に雲の出現する高さ,雲粒水滴氷晶かによって次の10に分類したもの。巻雲Ci,巻積雲Cc,巻層雲Cs,高積雲Ac,高層雲As,層積雲Sc,層雲St,乱層雲Ns,積雲Cu,積乱雲Cb。
→関連項目下層雲中層雲夜光雲

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世界大百科事典(旧版)内の十種雲形の言及

【雲】より


【分類】
 雲の形を雲形といい,おもに形態的特徴から世界気象機関(WMO)の《国際雲図帳》では類,種,変種と細分している。このうち類には10種あり,一般にこの基本形を10種雲形(雲級)と呼んでいる(表,図4)。 雲には,その発生する高さがほぼ定まっている層状雲と,高さの定まらない対流雲がある。…

※「十種雲形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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