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DNAワクチン でぃーえぬえーわくちん/DNAわくちんDNA vaccine

知恵蔵の解説

DNAワクチン

シトシンとグアニンが並んだ塩基配列(CpG配列)を持ったDNAには、免疫刺激効果がある。これを利用し、CpG配列にワクチン抗原を結合したものがDNAワクチン。このワクチンを生体に接種すると、ワクチン抗原だけを接種するよりも強い免疫が得られる。さらに、CpG配列に抗原を結合するのではなく、ワクチン抗原の遺伝子を結合したDNAワクチンも開発されている。この場合、DNAワクチンを接種することにより、ワクチン抗原遺伝子からワクチン抗原分子が細胞内で作られ、効率よく免疫が獲得できる。未来のワクチンとして期待されている。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

百科事典マイペディアの解説

DNAワクチン【ディーエヌエーワクチン】

ワクチンとは一般に,ある病原体への免疫力をつけるために人体に投与するもので,すでに存在する病原体やその一部などを用いる。DNAワクチンとは病原体を構成する成分の設計図であるDNAをワクチンにしたものをいい,これを筋肉内に投与すると,DNAの指示にしたがって病原体の一部であるタンパク質を合成し,そのタンパク質に対する免疫ができる。
→関連項目レトロウイルス

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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