F(読み)えふ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「F」の意味・わかりやすい解説

F
えふ

英語アルファベットの第6字。セム文字やギリシア文字の字母には対応する文字はない。ギリシア文字にはwに似た音をもったディガンマがあったが、字母として使われなくなった。またギリシア文字のファイφは、fの音をもっているが、Fの系列には属していない。Fの形は、EとHに深く関連があり、5世紀にラテン文字の草書体でFの形が用いられるようになった。小文字fは、Fのカロリンガ体を経て生じた。化学ではフッ素元素記号、数学ではfは関数記号、温度計ではFは華氏Fahrenheitの記号である。また、カメラのレンズの明るさや、鉛筆の芯(しん)のHとHBの間の硬さを表したり、アメリカの軍事用語では戦闘機fighterの略称として用いられる。さらに、音楽ではヘ音(ファ)を表し、ハ長調の第4音にあたる。

[斎藤公一]

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デジタル大辞泉プラス 「F」の解説

F[エフ]〔映画〕

1998年公開の日本映画原作鷺沢萠よる小説『F 落第生』。監督金子修介脚本脚色:金子修介、松尾奈津。出演:羽田美智子、村上里佳子、戸田菜穂、久本雅美、天本英世、石丸謙二郎ほか。

「F」〔曲名〕

日本ポピュラー音楽。歌は日本のバンド、マキシマムザホルモン。2008年発売。作詞作曲:マキシマムザ亮君。

F〔アニメ〕

日本のテレビアニメ。放映はフジテレビ系列(1988年3月~1988年12月)。制作:スタジオディーン

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