CGM(読み)しーじーえむ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「CGM」の意味・わかりやすい解説

CGM
しーじーえむ

消費者の書き込みによって内容が生成されていく、インターネット上のメディア。コンシューマー・ジェネレイテッド・メディアConsumer Generated Mediaの略。消費者生成メディアともよばれ、商業的なソーシャルメディアという意味で使われることもある。

 代表的なものとして、ブログやホームページなどの個人サイト、口コミサイト、Q&Aサイト、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、動画投稿サイトなどがある。また、匿名掲示板や、出会い系などのコミュニティサイトを含めることもある。

 インターネットの普及によってだれでも情報発信できる環境ができあがったことで、商品のよしあしやサービスの使い勝手などを消費者自身が発信するようになった。そこには、企業思惑利害に左右されない顧客の声が集積されるため、他の消費者にとって役だつことも多い。マーケットに大きな影響を及ぼすことが増えたため、媒体(メディア)として認識されるようになった。一方で、ステルスマーケティングインフルエンサー(ネットでの発言他者に大きな影響を与える人)による誘導など、企業による宣伝目的でのCGMへの関与といった問題も指摘されている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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