20世紀西洋人名事典 「G.ドゥルーズ」の解説
G. ドゥルーズ
Gilles Deleuze
1925 -
フランスの哲学者。
パリ第8大学教授。
リヨン大学教授を経て、1970年パリ第8大学教授となる。スピノザやニーチェ、ベルクソンを考究し、西欧の二大知的伝統の思考の基礎形態である経験論と観念論を批判的に解明し、「差異と反復」(’69年)、「意味の論理学」(’69年)で独自の境地を開く。さらにガタリと共同して現代社会への痛烈な批判を展開し、資本主義社会を根本的にとらえなおす試みを行い、現代哲学に影響を与える。ポスト構造主義を代表する現代フランスの哲学者で、著書に「ニーチェと哲学」(’62年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報