がたり

精選版 日本国語大辞典 「がたり」の意味・読み・例文・類語

がたり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 重い物がぶつかってたてる音を表わす語。「かたり」よりやや大きく、さわがしい音にいう。
※百丈清規抄(1462)五「先つ右足を入れば、左足がほうだてにがたりとあたらうぞ」
② 物が急に動いたり、落ちたり、変化したりするさまを表わす語。
婦系図(1907)〈泉鏡花〉前「刎飛ばされたやうに、がたりと退(すさ)る」
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一七「がたりと調子の変った地味な森になる」

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デジタル大辞泉 「がたり」の意味・読み・例文・類語

がたり

[副]
堅くて重い物がぶつかって立てる音を表す語。「戸をがたりと開ける」
急に動いたり落ちたりするさま。「電気の消費量ががたりと減る」
[類語]ちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがんどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんぽんぽんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんぱたりばたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこぽくぽくちんちんやかましいうるさい騒騒しい騒がしいかまびすしいかしましいにぎやか騒然喧騒喧喧囂囂けたたましい

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