20世紀西洋人名事典 「J.ルレー」の解説
J. ルレー
Jean Leray
1906.11.7 -
フランスの数学者。
元・ナンシー大学教授,元・パリ大学教授,元・コレージュ・ド・フランス教授。
ナント生まれ。
1936年以来大学の教授を歴任。主な業績に、流体力学の数学的問題、微分作用素の基礎解、関数空間での不動点指数の理論などがある。中でも不動点指数の理論で導入した手法は、層係数のコホモロジー論及びファイバー空間でスペクトル系列の理論に発展し、位相幾何学や代数幾何学、ホモロジー代数、多変数関数論等で用いられるなど数学の発展に大きく貢献。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報