20世紀西洋人名事典 の解説
L.フレデリック フィーザー
Louis Frederick Fieser
1899.4.7 - 1977.7.25
米国の有機化学者。
元・ハーバート大学教授。
コロンバス生まれ。
1920年ウィリアム大学卒業後、’24年ハーバート大学で学位を取得。フランクフルト、オックスフォード大学に留学後、’30年ハーバート大学助教授となり、’37年同教授。芳香族化学、酸化還元反応、キノコ類、ガンの化学療法など天然物、医薬品に関する多くの研究を行ったが、特に’39年のビタミンK1の合成が有名。ベトナム戦争の際には、非難されたナパーム弾の研究も行った。著書は夫人との共著である各種の有機化学教科書など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報