20世紀西洋人名事典 「M.I.ピューピン」の解説
M.I. ピューピン
Michael Idvorsky Pupin
1858 - 1935
米国の物理学者,発明家。
元・コロンビア大学教授。
ユーゴスラビア生まれ。
1874年米国に移住、コロンビア大学卒業後、ケンブリッジ大学、ベルリン大学に留学。1889年コロンビア大学鉱山学部数理物理学講師となり、1901年同大学電気力学教授。この間、X線写真法、1900年に特許を得た装荷コイルなどを発明した。装荷コイルの特許は’01年ベル電話会社に買い取られ、電話ケーブル網の長距離化に貢献。’03年アメリカ・マルコーニ会社顧問となる。電信、電話、無線の広範な研究の傍ら、’23年には自叙伝「移住民から発明家へ」を発表、翌’24年のピュリッツァー賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報