デジタル大辞泉 「SS説」の意味・読み・例文・類語 エスエス‐せつ【SS説】 《sign-significate theory》学習は環境内の刺激を構造的に把握したり、新しい意味づけをすることによって成立し、強化を必要条件とはしないとする心理学説。⇔SR説。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「SS説」の意味・読み・例文・類語 エスエス‐せつ【SS説】 〘 名詞 〙 ( SSは[英語] sign-significate の略 ) 学習は環境内の刺激を構造的に把握したり、新しい意味づけをすることによって成立するとし、刺激と反応の結合の強化を学習の必要条件とはしない心理学説。場理論、認知説とも。⇔SR説 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「SS説」の意味・わかりやすい解説 S-S説 (エスエスせつ)sign-significate theory 学習心理学におけるS-R説と対立する理論で記号意味説ともいう。学習とは時間的空間的に接近した二つの刺激があるとき,前の刺激が後の刺激についての記号として意味をもつようになることであると考える。そこに手段-目標関係の認知地図ができ上がるのであって,動因低下とか強化が学習の基礎ではないとする。その根拠は場所学習や潜在学習の事実である。この説の代表者トールマンE.C.Tolman(1886-1959)が学習と実行行動を別概念としたのは注目される。→S-R説執筆者:梅津 耕作 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報