20世紀西洋人名事典 「W.F.ヘルマンス」の解説
W.F. ヘルマンス
Willem Frederik Hermans
1921 -
オランダの小説家。
フローニンゲン大学教授。
第二次大戦後のオランダ文学界の第一人者。詩人の後、小説に転じ、大戦下のアムステルダムと解放後一週間のブリュッセルの悲惨な姿を描いた長編「アカシアの雨」(1949年)や大戦を舞台に巧妙なコンボジション、迫力あるストーリーで、戦後のオランダ文学の頂点ともいわれる長編「ダモクレスの暗室」(’58年)を発表。フッローニンゲン大学の地文学教授。他の作品に「パラノア」(’53年)、「三篇のメロドラマ」(’57年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報