出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…前者はさらに彫り方によって,ドライポイント,メゾチントなど直接金属面を彫る彫刻凹版(直刻凹版ともいう)と,版材に薬品を作用させ腐食によって彫りくぼめるエッチング,アクアチントなどの食刻凹版に分けられるが,実際にはこれらの手法を混用することも多い。後者の写真製版によるものはいわゆるグラビアである。 15世紀の中ごろ,イタリアのM.フィニグエラが,金属面の刻線に土の粉をつめて溶かした硫黄を流しこむとオリーブ色を生じ,その上に湿した紙をのせローラーを転がせばその色が紙に移ることを発見したのが彫刻凹版を発明する動機となった。…
※「グラビア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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