ゴリオ爺さん(読み)ゴリオジイサン

デジタル大辞泉 「ゴリオ爺さん」の意味・読み・例文・類語

ゴリオじいさん〔‐ぢいさん〕【ゴリオ爺さん】

原題、〈フランスLe Père Goriotバルザック長編小説。1834~1835年刊。上流階級衰退庶民階級興隆背景に、二人の娘に捨てられる老人悲劇を描く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ゴリオ爺さん」の意味・読み・例文・類語

ゴリオじいさんゴリオぢいさん【ゴリオ爺さん】

  1. ( 原題[フランス語] Le Père Goriot ) 長編小説。バルザック作。一八三四~三五年発表。ゴリオ爺さんの二人の娘に対する盲目的愛情の悲劇に焦点をあてて、野心的青年ラスティニャック、脱獄徒刑囚ボートランなどの人物像を描く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ゴリオ爺さん」の意味・わかりやすい解説

ゴリオ爺さん【ゴリオじいさん】

バルザックの小説。《人間喜劇》の一つ。1834年―1835年作。パリ下宿屋に隠居する落ちぶれたゴリオが,二人の娘に財産をつぎこむ盲目的父性愛と,報われないままの悲惨な死にからませて,貧乏な田舎の青年ラスチニャックの上流社会への野心などを多彩に描く。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

オアシス

イギリスのロック・バンド、オアシスのデビューアルバム。1994年発表。全英アルバムチャート1位を記録。「リヴ・フォーエヴァー」「シガレッツ・アンド・アルコール」などを収録。原題《Definitely ...

オアシスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android