一貫性（読み）イッカンセイ（その他表記）coherence

デジタル大辞泉

いっかん‐せい〔イツクワン‐〕【一貫性】

始めから終わりまで同じ一つの方針・考えによっていること。「説明に一貫性を欠く」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

いっかん‐せいイックヮン‥【一貫性】

1. 〘 名詞 〙 始めから終わりまで同一の主義や方法で貫き通すこと。始めから終わりまで矛盾がない状態であること。
   1. [初出の実例]「それは一貫性を欠いていることでも、不注意の結果でもない」(出典：共産主義的人間（1949）〈小田切秀雄〉一)

出典　精選版 日本国語大辞典

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

一貫性
いっかんせい
coherence

ある述定ないし判断が1つの体系的な全体の一要素である場合，その体系においてその述定ないし判断は一貫性を有しているという。特に真理に関する伝統的な理論の一つとして，一貫性の理論が考えられており (他の一つは対応性 correspondenceの理論) ，合理主義的体系的形而上学者──ライプニッツ，スピノザ，ヘーゲルら──や，現代では論理実証主義者における真理論の根底をなす。

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