分子モーター(読み)ブンシモーター

デジタル大辞泉 「分子モーター」の意味・読み・例文・類語

ぶんし‐モーター【分子モーター】

生物の細胞内で、ATPアデノシン三リン酸)の加水分解によって得られたエネルギーを、機械的な運動に変換する分子たんぱく質)の総称筋肉収縮細菌鞭毛回転運動などを担う。キネシンダイニンミオシンなどがある。生体分子モーター。たんぱく質モーター。モーターたんぱく質。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「分子モーター」の解説

分子モーター
ブンシモーター
molecular motor

細胞膜に組み込まれた分子集合体で,膜内外の濃度勾配に従って流れる H を駆動力として回転するタンパク質複合体.微生物のべん毛の回転部分や,ATP合成装置であるミトコンドリアのF0F1ATPアーゼ( > 500 kDa)などがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む